オランダ皇太子妃、アフリカの大臣など海外要人と会談
(4月18〜25日)

 財務省を訪問した、オランダのマキシマ皇太子妃やルワンダ・カメルーン・ガボンの大臣などと相次いで会談し、開発途上国の開発支援などについて意見を交換しました。


・4月18日 オランダ・マキシマ皇太子妃

財務省をご来訪されたオランダ王国マキシマ皇太子妃殿下と
 マキシマ皇太子妃は、米国の金融業界に従事していた経験を生かして、現在は開発途上国における零細企業や個人起業家が必要とする少額の事業資金を融資するミクロ・ファイナンス事業のアドバイザーとして事業の拡大を推進されています。愛・地球博でのオランダ・デーのイベントに皇太子殿下とともに出席されるために来日されたものです。

 会談では、皇太子妃から、世界銀行(IBRD)、国際通貨基金(IMF)などの国際機関を通じたミクロ・ファイナンス事業の重要性と、人材確保やインフラ整備の取り組みについて説明が行われ、日本による更なる協力が要請されました。

 これに対して、上田副大臣から、途上国の開発にとってのミクロ・ファイナンスの重要性については同感であると述べるとともに、バングラデッシュでのわが国の協力実績や世銀やIMFへの資金拠出などについて説明しました。
  その上で、アフリカをはじめとする途上国の開発問題は国際社会共通の関心事であり、わが国としてもミクロ・ファイナンス事業の展開に前向きに協力していきたいと述べました。

・4月22日 カベルカ・ルワンダ財務・経済計画大臣

財務副大臣として、ルワンダの
D・カベルカ財務・経済計画大臣と懇談
 5月にナイジェリアでアフリカ開発銀行(AfDB)総会が開催される予定であり、カベルカ大臣は、次期総裁に立候補の意向を示しています。今回の来日は、最大の域外出資国である日本と今後のAfDBの運営などについて意見を交換するとともに、総裁選挙において日本の支持を要請することを目的としたものです。

 会談では、上田副大臣から、AfDBの改革の継続と財務の健全性維持について要請を行い、次期総裁としては、域内・域外国双方の信頼に基づき強力なリーダーシップを発揮できる人物が相応しいとの考え方を示しました。
 カベルカ大臣は、アフリカ諸国の開発におけるAfDPに期待される役割の重要性を強調するとともに、今後の運営についての基本的な考え方などを説明しました。
 上田副大臣は、総裁選出についてのわが国のスタンスは今後慎重に検討すると応じました。

・4月25日 カメルーン国・ングテ外務大臣、ンドコAfDB副総裁

 ンドコAfDB副総裁は、5月に予定されているAfDB総裁に立候補の意向を示しています。同副総裁は、これまで世銀やAfDBで局長級の要職を歴任しており、そうした経験を生かしてAfDBの発展に貢献したいとの考えを説明し、日本の支持を要請しました。また、ングテ外務大臣からも、ンドコ氏を強く推薦する旨の発言がありました。

 それに対して上田副大臣から、AfDBに期待される役割の重要性についての認識や次期総裁に期待する事柄などについてのわが国の考え方を述べました。
 その上で、ンドコ副総裁の経験や見識は高く評価しているが、わが国としてのスタンスは今後慎重に検討して結論を出したいと述べるにとどめました。

・4月25日 ガボン国・オイエ・ンバ開発計画大臣

 ンバ大臣は、ガボンの首相や外務大臣を歴任しており、AfDB総裁に立候補の意向を示しています。会談では、AfDBのあるべき姿や今後課題への取り組みなどについて意見を交換し、上田副大臣からは、前の会談とほぼ同じ考え方を説明しました。
 さらに、わが国が国連で安保理改革について各種提案を行っていることに対してガボンから理解と協力を得ていることに対して謝意を表明しました。