◆金融競争力強化などの主張が反映
与党からは、原案策定段階から「骨太方針」に盛り込むべき内容などについて、政府に対して意見を申し入れてきました。私も、党の金融制度調査委員長の立場から、経済成長の分野では金融資本市場の競争力強化施策や安心の分野では多重債務者対策の拡充などの意見を申し入れて、最終案に反映させることができました。
ただ、年金積立金の運用方針に関しては、私はより積極的な運用によりリターンの改善を主張してきましたが、政府・与党内には慎重な意見も多く、結果的に引き続き検討するという中途半端な表現に終わったのが残念です。年金積立金は将来の年金給付の貴重な財源であり、安全運用が基本ではありますが、現在の運用方法は余りにも受動的すぎると考えています。約年率3.5%という過去のリターンは、民間投資信託や諸外国の公的年金積立金の運用実績に比べて著しく低水準であり、改善の余地は大きいと思われます。約150兆円の積立金の運用が2%改善しただけで、年金財政が毎年3兆円も改善され、将来の給付の安定化に寄与するものと考えます。
|