私が委員長をつとめています衆院経済産業委員会では、12月1日に、対北朝鮮経済制裁措置について質疑を行い、全会一致で承認することを決議しました。この措置は、10月9日北朝鮮が核実験を強行したのを受けて、同13日に内閣が「外国為替及び外国貿易法」第10条第2項に基づき、わが国の平和と安全を維持するために必要であるとの判断から決定したものです。12月5日の衆院本会議で私から委員会での審査の経過と結果について報告し、全会一致で可決されました。
● 10月14日から6ヶ月間実施される制裁措置の概要は以下の通りです。
- 北朝鮮からの輸入の全面禁止
- 北朝鮮から第三国への仲介貿易取引の禁止
● わが国の北朝鮮からの輸入額は近年減少傾向にあり、2005年には145億円でした。
主な輸入品目は、
- ウニ、カニ、あさり等の魚介類
- 石炭、れん炭等
- まつたけ等の野菜類など
今回発動された制裁措置は、2004年に議員提案で改正追加された条項に基づく措置であり、私も共同提案者の一人として改正に努力してきたものです。