北朝鮮の核・拉致問題の早期解決を

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◆殉職された警察官を心から哀悼

東京板橋区内の踏み切りで女性を救出しようとして宮本警部が殉職されました。その崇高な行動に深く敬意を表するとともに、心からご冥福をご祈念申し上げます。

安倍総理が自ら弔問し、国民を代表して感謝の気持ちを表したことに感激しました。一部の報道が、偽善だ、人気取りだと批判していますが、そうした見方はきわめて不見識で、憤りさえ感じます。そのように穿った表現しかできないことがまことに残念です。

 

◆六カ国協議で合意

北京で行われていた六カ国協議が終結し、北朝鮮が核開発を凍結・放棄する見返りに、とりあえず5万トン、最終的には最大100万トンの重油を供給することで合意が成立しました。わが国は、拉致とミサイル問題が解決するまでは協力に参加せず、これら懸案については作業部会において日朝両国間で交渉することになりました。

今回の合意は、北朝鮮が核兵器の撤廃に応じたという意味では、わが国の安全保障にとり大きな前進でした。また、関係国が拉致問題の重要性を認識するとともに、解決に向けての交渉のテーブルが設定されたことは成果であります。

 

◆アメリカ大使「交渉の終わりでなく始まり」

16日に太田公明党代表らとともにシーファー駐日アメリカ大使らと国会内で懇談しました。その際、大使が「今回の合意は交渉の終わりではなく、始まりである」と述べ、今後とも日米両国の緊密な協力の重要性を強調していましたが、私もまったく同感であります。関係国が追加支援を実施するには、北朝鮮の核兵器が完全に除去されたことが確認されることが前提です。北朝鮮は簡単に核カードを放棄するとは考えにくく、これからも色々な交渉戦術を駆使してくるものと予想され、まだまだ困難な交渉が続くものと覚悟しなければなりません。(シーファー大使との懇談の概要は「活動報告」をご覧下さい)

 

◆拉致問題解決まで支援せずとの政府方針を支持

安倍総理は、拉致問題が前進するまでわが国としてはエネルギー支援を行う考えがないとの政府の方針を明言しています。私もその考え方を支持します。民主党幹部の中には、拉致問題にこだわりすぎることなく、他の関係国と協調して支援を実施するべきであるかのような発言があります。これから政府が重大な交渉の臨もうとしているときに、相手を利するような意見を述べるのは、いくら野党だといっても国益を損なう不適切なものです。

私は、党の拉致問題対策委員長をつとめています。日朝作業部会での交渉の前進を期待するとともに、政府・与党が協力して問題解決に努力していく決意です。