私が委員長をつとめています衆院経済産業委員会では、4月18日午前に、電気事業連合会勝俣恒久会長(東京電力株式会社社長)など8名の参考人を招致して、1978年に北陸電力、東京電力の原子力発電所で発生した原子炉の制御棒の予期せぬ引抜けによる臨界事案などに関する安全性管理や報告漏れ・データ改ざんなどについて質疑を行いました。
冒頭、勝俣電気事業連合会会長から参考人を代表して、発電設備等における過去のデータ改ざん等の問題について報告を行い、2006年11月の原子力安全・保安院による総点検指示に基づく調査で明らかになった、事故発生・報告漏れ・データ改ざんなど不適切な行為の内容と経緯、事態発生の原因と背景、再発防止策などについて説明がおこなわれました。電力各社による調査の結果、全発電設備において309事案・10.653件の不適切な事案があったことが明らかになりました。原子力発電所に関するものが、98事案・459件で、その内6事案・7件は法令等に抵触しかつ設備の健全性が損なわれていた重大な内容であった旨の報告がありました。
その後、自民、公明、民主、共産の各党所属議員から質疑が行われました。質疑では、各社のコンプライアンス(法令順守)システム、危機管理体制、隠蔽体質などについて言及があり、安全性確保のために抜本的な改善を求める発言が相次いで行われました。
当日は、参考人として以下の8名が出席しました。
・電気事業連合会会長
勝俣 恒久 氏
・東京電力(株)常務取締役原子力・立地本部長
武黒 一郎 氏
・北陸電力(株)取締役社長
永原 功 氏
・同取締役副社長
松波 孝之 氏
・関西電力(株)取締役社長
ー森 詳介 氏
・同執行役員土木建築室長
橋本 徳昭 氏
・(株)日立製作所取締役会長
庄山 悦彦 氏
・同執行役常務
丸 彰 氏
冒頭、勝俣電気事業連合会会長から参考人を代表して、発電設備等における過去のデータ改ざん等の問題について報告を行い、2006年11月の原子力安全・保安院による総点検指示に基づく調査で明らかになった、事故発生・報告漏れ・データ改ざんなど不適切な行為の内容と経緯、事態発生の原因と背景、再発防止策などについて説明がおこなわれました。電力各社による調査の結果、全発電設備において309事案・10.653件の不適切な事案があったことが明らかになりました。原子力発電所に関するものが、98事案・459件で、その内6事案・7件は法令等に抵触しかつ設備の健全性が損なわれていた重大な内容であった旨の報告がありました。
その後、自民、公明、民主、共産の各党所属議員から質疑が行われました。質疑では、各社のコンプライアンス(法令順守)システム、危機管理体制、隠蔽体質などについて言及があり、安全性確保のために抜本的な改善を求める発言が相次いで行われました。