国会最終盤・重要法案の成立をめざして全力で

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1月にはじまった通常国会の会期もあと1ヶ月を残すのみとなりました。最終盤を迎えてなお参議院では、教育再生委関連三法案、年金関連法案、公務員制度改革法案といった重要法案の成立の見通しが立っていません。いずれも将来のわが国社会のありかたを左右する重要な内容な法案であり、先送りの許されないものばかりです。政府・与党が一体となって、これら法案の成立をめざして全力を尽くしていく所存です。

経済産業委員会では、内閣提出の法案及び承認案件9件と委員会起草の議員立法「映画盗撮防止法」のすべてについての議論を終えて、成立させることができました。先ずは、委員長としての職責を全うすることができたと考えています。

 

◆社保庁解体法案の成立は必要

中でも注目が集まっているのが、社会保険庁を解体してもっと効率的・効果的に業務を行う非公務員型の組織への改革をめざす「日本年金改革法案」の行方です。大量の未統合年金記録をほったらかしにしてきたことや不正に納付免除手続きを行ってきたことなど、近年、社保庁のずさんな仕事ぶりが次々と明らかになってきました。年金記録問題については、政府・与党として、すべての加入者が受給する権利のある年金を全額、確実に受け取ることができるよう、一年以内に責任をもって対応することを決めています。しかし、仕事をする意欲も責任感も全く感じられない社保庁の堕落した組織にメスを入れずに問題の本源的な解決はできません。

民主党など野党は法案の成立を阻もうと躍起になっています。組織の改革は年金記録問題への対応の後でいいという野党の主張は一見尤もなようですが、その本質は問題の先送りと改革阻止でしかないと思います。組織の解体と改革が頓挫して最も喜ぶのは、これまで年金制度を食い物にして、ぬるま湯につかってきた官僚たちと公務員労働組合であることを理解する必要があります。

 

◆公務員制度改革法案の成立も必須

もうひとつ与野党が激しくぶつかっているのが公務員制度改革法案の取扱いです。能力・実績主義による人事管理の拡大や押しつけ的な“天下り”の解消をめざした内容であり、是非とも成立させるべきです。これまで改革の必要性が再三叫ばれながら、その都度官僚や労組の強硬な抵抗にあって、なかなか前進させることができませんでした。今回、安倍内閣のリーダーシップと与党のサポートによって、ようやく法案提出に漕ぎ着けたものです。天下り問題など現在の公務員制度の抱える問題を一気に全て解決するのは難しいことです。その意味からは、必ずしも100パーセントの答えでないのは事実です。しかし、官僚や労組が強硬に反対し、なんとか逆戻りさせよう暗躍していることからも、今回の改革が確実な前進であることは疑いがありません。私も、長く公明党の公務員制度改革委員会の委員長としてこの問題に携わってきましたし、今国会でも法案提出に努力を払ってきただけに、是が非でも成立させたいと念願しています。

この件でも民主党は改革を阻もうと必死になっています。さまざまな屁理屈はつけていますが、結局は改革を先延ばして現在の馴れ合い体質の制度を温存しようとしているとしか思えません。ここでも、官僚や労組に与する民主党の体質が露呈しています。