財政健全化に向けて総合的な議論が必要

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◆台風一過・旭ふれあい区民まつりが開催

土曜日は台風の影響で激しい雨になりましたが、地元では幸いにも大きな被害は発生しませんでした。翌日には台風も去り、抜けるような秋晴れのもとで「旭ふれあい区民まつり」が盛大に開催されました。多くの地域の方々が歌や踊りに出演したり、模擬店を出店したりととても賑やかな催しになりました。私は、開会式典に来賓として出席した後、会場内を見物しながら、皆さんとご挨拶を交わしながら交流を深めてきました。

地元の横浜市旭区はベッドタウンとして開発された住宅地で、そのため地域の絆があまり強くないといわれている土地柄です。こうしたイベントを通じて、地域住民の交流が深まるのはとても大切なことだと感じています。

 

◆財政健全化に向けての議論が本格化

政府・与党のいろいろなところで、財政健全化に向けての歳入・歳出に関する論議が活発になっています。わが国の財政事情は、これまでの政府・与党による行財政改革や景気回復にともなう税収増などによって改善傾向が若干見られるものの、依然として主要先進国の中でも最悪な状態が続いています。本年度の予算でも、83兆円の歳出の31%に当たる25兆円を借金で賄っているのが現状です。

わが国では、多額の個人金融資産が存在することや産業基盤が強いことから、今日までは国債の新規発行に支障が生じるとか、経済活動に悪影響が及ぶような事態には至っていません。しかし、このまま放置しておくと遠からず深刻な事態に陥るものと想像されます。したがって、将来世代に問題を先送りしないためにも、財政健全化に取り組むことは私たちに課せられた大きな責任だと考えています。

 

◆行財政改革の徹底による歳出削減が最優先

わが国は、前例のないスピードで高齢化が進んでおり、年金・医療・介護などの社会保障費の増大は毎年つづいています。こうした社会保障に必要な経費を賄いながら財政の健全化を実現していくのは容易なことではありません。そうしたことから将来の歳出増に当てるために消費税率引き上げ等の増税論議が盛んに行われているのが現在の状況です。

しかし、まだ先にやらなければならないことが残っています。国の歳出を削減する行財政改革をさらに進めていくことが先決です。これまでも政府・与党では、公共事業の毎年3%縮減や政府開発援助の半減など歳出構造の改革や特殊法人改革、官業の民営化、特別会計の整理などに努力を払い、かなりの成果を収めてきました。こうした効率的で小さな政府への行財政改革をさらに徹底していくことが必要です。

 

◆経済成長を促進する税財政改革が必要

財政の健全化を図りつつ、活力のある経済社会と安定した社会保障を確保していくためには、経済が安定して成長していくことが必要です。財政論議には単に収支の帳尻あわせだけではなく、安定した高成長を促す視点が欠かせません。バラマキ型の財政出動による景気浮揚策は論外ですが、イノベーションを支援し、生産性を向上させる経済・財政運営が肝要だと考えます。