TICAD IVでアフリカ要人等と会談

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5月27~30日、横浜市みなとみらい地区で、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が開催され、50カ国を超えるアフリカ諸国の元首等、国連や世界銀行など国際機関等の要人などが来訪しました。

TICADは、1993年にわが国のイニシアティブで、冷戦の終焉など国際情勢が大きく変動する中でアフリカに対する国際社会の関心が低下していたことを踏まえて、アフリカの安定と繁栄のための開発への協力の強化を目的としてはじまった国際的なフォーラムです。その後、依然として内乱などが続いている諸国も多くありますが、全体として政情もかなり安定し、経済成長も伸びています。また、最近は原油や希少金属など資源不足が深刻になりつつある中で、それらの宝庫であるアフリカに対する国際社会の関心が高まっています。今回は、「元気なアフリカをめざして!(Towards a vibrant Africa)」をスローガンにこれまでの成果を踏まえて、さらに、アフリカの自立と安定を支援するための開発について国際社会が協力して行こうとするものです。

期間中、福田総理も対アフリカODAの倍増を表明するなどわが国の積極姿勢をアピールしたほか、各国の要人との会談を精力的にこなしました。

 

(TICAD IVの詳細については外務省のホームページをご参照ください)

 

太田代表とともにアフリカ首脳と会談

 

 TICAD IVでアフリカ要人等と会談

 

 TICAD IVでアフリカ要人等と会談
横浜市内で太田党代表らとともに、アフリカ開発会議出席のため来日中の セネガル・ワッド大統領、ルワンダ・カガメ大 統領らと会談

 

公明党太田代表は、27・28の両日にわたり、アフリカ諸国の首脳などとの会談を積極的に行いました。私も、27日午後のセネガルのワッド大統領、ルワンダのカガメ大統領ほかとの会談に同席しました。

ワッド大統領は、セネガルでの社会主義経済の自由化による経済回復の実績や灌漑設備の整備による農業生産向上の取り組みなどについて説明し、日本からの経済・技術支援の一層の強化を要請しました。特に、民間ベースでの貿易や投資の拡大への期待を表明しました。また、カガメ大統領は、凄惨な内戦から立ち直り、経済社会がかなり安定してきた同国の情勢について報告し、経済社会開発への日本の支援を希望している旨述べました。

 

途上国貧困問題議連:IPSジャウラ欧州総局長を招いて懇談

国連や開発問題に機軸をおく国際的な通信社であるインタープレス・サービス(IPS)からジャウラ欧州総局長が、TICAD IV取材のために外務省の招聘で来日しました。私が事務局長をつとめる途上国貧困問題解決議員連盟(海部俊樹名誉会長、鳩山邦夫会長)では、27日昼に総会を開き、ジャウラ総局長から最近の開発や気候変動問題に関する国連等国際機関での関心の動向やIPSの活動などについて説明があり、出席議員と意見を交換しました。

 

世銀ゼーリック総裁と懇談

30日には、私が副会長をつとめています世界銀行議員連盟(高村正彦会長)では、TICAD出席のため来日中のゼーリック総裁を迎えて朝食懇談会を開催しました。

 

 TICAD IVでアフリカ要人等と会談

 

ゼーリック総裁からは、TICAD IVが大きな成果をあげたとの評価を述べた上で、アフリカの開発支援に日本がリーダーシップを発揮していることを歓迎しました。また、言下の世界的な食糧危機に対して世界銀行として11億ドル規模の緊急融資制度を創設したことを報告し、国際社会が協力して深刻な事態に対処していくべきであると述べました。

私は、貿易の自由化が世界的な食料不足の原因であると言う一部の批判は当らないとは考えているが、WTO(世界貿易機関)ルールで食料輸出国の義務がはっきりしていないことの問題点が現れていると指摘し、国際機関がルールづくりのイニシアティブをとらないとWTO体制の崩壊につながりかねないと指摘しました。また、農業生産向上に向けた研究開発の重要性について言及し、世銀の積極的な支援を要請しました。