改造内閣で山積する課題に対処

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先週、真夏の甲子園大会がスタートしました。地元神奈川県からは、今年は記念大会で慶應高と横浜高の二校が出場しています。毎年、高校球児の全力プレーが全国に大きな感動を与えてくれます。今年も選手全員のご健闘をお祈りいたします。また、今週末には北京オリンピックが開催されます。テレビの前での観戦となりますが、日本選手団の活躍を期待しています。

 

◆内閣改造を実行、「安心実現」の新内閣がスタート

福田総理は注目されてきた自民党役員人事と内閣改造を実施しました。改造内閣を福田総理は「安心実現内閣」、太田公明党代表は「実力実行内閣」と称しています。大臣経験者など実力者を、経験や能力を考慮して適材適所に配し、当面の重要課題に責任を持って対応していくことをめざした布陣だと受け止めています。パフォーマンスやサプライズを嫌い、あくまで実務優先に徹した福田総理らしい人事だと言えます。私が政務次官や副大臣をつとめた時の保岡元法相は再度法務大臣に、谷垣元財相は国土交通大臣に起用されました。

“ねじれ”状態の中で難しい政権運営がつづきますが、新陣容でわが国が直面している難局を打開していくこと期待しています。私も、与党議員の一人として福田内閣をしっかりサポートして、改革の継続と必要な政策の実行に全力を尽くしていく決意です。

 

◆国民の共感を得るメッセージが重要

私は、マスコミからの取材に対して改造内閣を称して「分別・実力内閣」と答えました。政策に通じ、調整力・実行力に優れた閣僚が多く、安定した政権運営が期待できる体制であることは間違いがありません。ただ、あまりに「分別ざかり」の実力者揃いで、福田政権の未来に向けたこれまでの常識に縛られない思い切った改革を実行していくと言うメッセージを国民にどこまで伝えて、共感してもらえるのかが心配な面もあります。

身近なところで接すると、福田総理の改革への熱い心と指導力を強く感じますが、メディアなどを通じて国民にその情熱が十分伝わっていないのが残念です。その面で、若者を含めて幅広い支持を集める麻生太郎自民党新幹事長の役割に期待しています。

 

◆暫定減税など思い切った景気対策の発動を

就任会見で、与謝野経済財政担当相はじめ多くの経済閣僚が経済対策の必要性を強調していたのは、適切な認識であり、期待できるものです。現在、景気減速が深刻になっており、とりわけ中小企業を取り巻く環境は厳しさを増しています。安定的な経済成長を実現していくために、中長期的な視点に立った構造改革を続ける一方で、機動的で大胆な景気対策の発動が必要です。私は、2年に期間を限定した所得税や法人税の暫定的な減税を行うことを提案します。財源は、特別会計の剰余金などの“埋蔵金”を当て、中堅所得者の受益を最大にするよう定額減税が望ましいと考えます。規模や方法などの具体的な内容については更に検討していきたいと考えています。