民主党の国会議員にはやることがない?!

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先週、退去した議員会館の事務所から引き上げた荷物の整理と処分をようやく行いました。16年間の議員活動で利用した膨大な量の資料や書類の中には貴重な内容も多く含まれていますが、地元の事務所では保管スペースも限られており、その多くを廃棄せざるを得ませんでした。ご寄贈いただいた書籍などの中にも廃棄せざるを得なかったものもあり、関係の皆さまには申し訳ありません。

 

先延ばしされていた国会がようやくスタート

8月末の総選挙後、民主党など与党が一向に開こうとしなかった臨時国会がようやく召集されました。自民・公明など野党が国会を開くよう強く求めてきたに関わらず、新政権発足後2ヶ月近くも国会の召集を先送りするという異常な状態が続いていました。正々堂々と政策を論議することを回避する鳩山内閣の姿勢は、国民に対する責任を放棄していると言わざるを得ずきわめて遺憾です。マニフェストの政策の矛盾や鳩山氏や小沢氏に絡む政治資金疑惑に対する追及を逃避しようとしていたとしか思えません。これから充実した論戦が行われることを期待します。

 

内容不足の総理所信表明

先週は、鳩山総理による所信表明演説とそれに対する各党の代表質問が行われました。テレビで一部を観ましたが、所信表明の内容は観念的で具体的な政策がまったく感じられない空疎なものでした。一方、残念ながら野党の質問も、焦点が定まらず、迫力不足に終わったことは否めません。依然として世界的に深刻な経済危機がつづいており、わが国の当面の財政・金融政策のあり方は、日本経済や国民生活にとってきわめて重要な局面にあります。こうした時期に新政権が抽象論・観念論に終始して、経済再生に強力なリーダーシップを発揮していないことは失格としか言いようがありません。

さらに、民主党は衆院では政策決定の内閣一元化の理由から代表質問を行わない一方で、参院では質問に立つなど考え方もバラバラです。議院内閣制のもとであっても、立法と行政は異なった目的と役割を持っており、私は、与党であったとしても行政に政策の基本方針や具体的な執行の考え方などを質して、明らかにしていくのは当然のことであり、むしろ議員の義務であると考えます。

 

民主党議員には仕事がない?

民主党は、政策審議会や部会を廃止し、法案等の与党の事前審査をなくし、委員会等での質問もあまりやらない方針と聞きます。各種陳情なども議員は受けずに、政務三役や県連で対応するそうです。そうなると、初当選組やベテランでも役員についていない議員は、政策決定にも地域課題にも関与しないことになります。国会議員として、仕事がないということになります。ただ、党幹部や内閣が決定した方針通りに忠実に行動する要員でしかありません。民主党に投票した有権者は、こうした実態をどのように受け止めているのでしょうか。