与党過半数割れで国会のチェック機能の回復を

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総理の外交能力の不安が明らかに

菅総理はG8で外交デビューしましたが、まるで存在感がありませんでした。先進各国は、世界経済の危機からの脱出が見えはじめた現在、積極的な財政出動を継続するべきか、あるいは財政健全化に舵を切るべきかという具体的な政策対応について真剣に検討しています。そんな時に”標語”だけで、基本方針も曖昧で具体性のない政策を語っても、相手にされないのは当たり前のことです。また、記者会見では韓国イ・ミョンバク大統領やロシア・メドヴェージェフ大統領の名前を間違えるという大失態を演じました。隣国や7人だけの主要国の首脳の名前を間違えるのはきわめて失礼なだけでなく、外交問題に対する関心・見識の不足を表しています。わが国の外交の最高責任者として不適格としか言いようがありません。

 

民主党のデタラメな政権運営を放置できない

民主党政権は、マニフェストに掲げたバラマキ政策を実行するために、国会での議論を封殺して強行採決を連発してきました。今度は、財源不足を理由に勝手にマニフェストを見直すと言い出しています。その上、菅総理は唐突に消費税増税を打出したかと思ったら、いい加減な還付制度を口走り、制度設計がまったく検討されていない実態が明らかになりました。これ以上民主党のデタラメな政権運営を放置しておくわけにはいきません。

 

“ねじれ”創出で国会のチェック機構を発揮

参院選での最大の目標は、与党の過半数獲得を阻止して、”ねじれ”状態を創りだすことです。それによって、与党の独善・無責任に対する国会のチェックが正常に機能し、誤った政策の実行を未然に防ぎ、必要な軌道修正を迫ることが可能になります。 一部のマスコミは、与党の過半数獲得を後押しするかのように、”ねじれ”状態になると政治が停滞・麻痺するかのように主張していますが、明らかに誤りです。自公政権下でも、前回の参院選以降”ねじれ”状態になって、法案の成立などに苦労したのは事実です。しかし、景気・雇用対策など真に国民生活にとって緊急性の高い法案については、野党の意見を受入れた修正を行った上で成立させてきました。野党の意見が適切であれば、与党の間違った政策を直すことによって国家・国民のためになるものと考えます。

 

自公政権は”ねじれ”状態でも責任を果たしてきた

私が携わった、金融危機時に中堅企業等の資金調達を容易にすることを目的とした「日本政策投資銀行法」の改正は、緊急な対応が必要であるとの判断に基づき、民主党の意見を容れて修正・成立させて、責任を果たしてきました。ただ、民主党の要求は、自公が進めてきた政党銀の完全民営化を阻止するため株式の売却を先送りするという内容で、残念ながら「官から民」への改革に逆行する、誤った政策であったとは考えています。

与党が、誠意を持って国会での政策論議に対応し、野党の意見にも十分傾聴するべきです。党利党略よりも国家・国民の利益を優先するよう態度を改めていくことが重要です。

 

比例区浜田まさよし参院議員の再選に全力

24日には参院選が公示になりました。この選挙には、民主党政権の「政治と金」問題の幕引きを企む不誠実な政治姿勢を正し、経済や社会保障など国民生活に重要なテーマが議論の中心になるよう優先順位の変更を迫っていく意義があります。

公明党神奈川県本部としては、全国比例区より再選をめざす県本部副代表浜田まさよし氏の当選に全力を尽くしてまいります。また、神奈川選挙区については、党としての正式な決定は行わないものの、私としては、自民党公認の小泉あきお氏を応援してまいります。皆さまのご理解と絶大なご支援をお願い申し上げます。