内閣は野党に経済対策の協議を呼びかけるべき

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夏の甲子園で地元神奈川県代表の東海大相模高が準優勝。猛暑の中での高校球児の大健闘を心から称えます。先週末は、地域の夏祭り・盆踊り大会のピークでした。時間の許す限りご挨拶に回り、地域の方々との交流を深めてきました。どこの会場でも歓待していただきまことにありがとうございました。今年は残暑も厳しいそうですが、ガンバっていきましょう。

 

景気・雇用に全力を尽くす姿勢を明確に打出せ

円高・株安による景気の減速が明らかになる中で、菅内閣ではようやく経済対策に着手する動きが見えてきました。しかし、規模の考え方も明らかではありませんし、内容も各省に検討を指示したというだけで内閣の方針がまったく見えてきません。菅総理や与党議員は専ら党代表選挙に抜かして没頭していて、肝心の経済や国民生活にかかる政策をほったらかしにしているとしか映りません。先ずは、内閣が経済の現状認識を明らかにし、景気・雇用の安定への強固な決意を内外に示すことが重要です。さらに、野党に対して経済対策の内容・スケジュールに関する協議を今週中にも要請するべきです。私の意見としては、対策が後手に回ってしまった現在、本年度予算の予備費の未施行分1.7兆円を充当するだけでは不十分であり、さらに2兆円程度の補正予算が必要だと考えています。

 

内閣の指導力・力量不足が露呈

麻生内閣が策定した景気対策の効果が年後半には逓減していくことは判っていたことでしたし、世界経済の動向から見ても景気・雇用の正念場になることは予想できたことです。ここまで手をこまねいていた内閣・与党の責任は極めて重大だと言わざるを得ません。

今週、総理と日銀総裁が会談して、円高やデフレ問題への対応を話し合う予定と聞いていますが、余りの緩慢ぶりに呆れるばかりです。総理や財務大臣の指導力・力量の不足が露呈してしまっています。また、日銀総裁の発言等を伺う限り、従来の政策の枠組みを超えた有効な対策が打出されるとも期待できません。

 

早急に野党に協議を呼びかけるべき

国会が”ねじれ”状態にあり、野党の理解と協力がなければ的確に政策を実行することができなくなっています。今日の危機的な状況に対処するためには、与野党が英知を集めて合意形成に努力を払い、円滑・迅速な経済政策を実行していく必要があります。そのために先ずは、政権を担っている内閣が謙虚に野党に協議をお願いしていく姿勢がなければ何もはじまりません。そして、野党の意見は”丸呑み”するぐらいの覚悟が必要です。月内を目途に与野党間の合意を得て、来月早々にも臨時国会を召集して、補正予算や関連法案等を成立させていくべきだと考えます。与党内の主導権争いはそれまで棚上げしてはどうでしょうか。また、野党も意見を百パーセント通すことにこだわることなく、意見の相違を明確にした上で、経済対策に係る国会運営等には可能な限り協力するべきではないでしょうか。