経済対策への内閣の迅速な対応を強く求める

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9月1日は「防災の日」、各地で連合自治会などの防災訓練が行われています。猛暑にもかかわらず多くの住民の方々が参加して、地震や煙の体験、消火器やAEDの 操作方法など熱心に訓練に取組んでいます。本当にご苦労様です。阪神・淡路大震災などこれまでの大災害の事例からも、いざというときに最も頼りになるのは地域住民の相互協力だということは明らかです。それだけに、こうした地域での防災訓練はとても大切だと感じています。

 

経済危機に政府・与党が機能停止状態

与党第一党の民主党では、菅総理を筆頭に経済政策をそっちのけで代表選の運動に狂奔しています。民主党代表はほぼ自動的に総理大臣に就任するわけですから、代表選がとても重要であることはわかりますし、党の規定に即して行われることには異議はありません。しかし、円高・株安が深刻さを増す中で、政府・与党が機能停止状態に陥っている現状はあまりにも無責任としか言いようがありません。最早、政権を担う能力も責任感の欠片もないと断じざるを得ません。総理は国の最高責任者であるわけですから、先ずは日本経済と国民生活を最優先して職務をまっとうするべきです。

 

重要・困難な課題に取組む意欲が感じられない

民主党代表選挙に出馬している両者が提唱している、当面の経済・財政政策や外交・安全保障政策が曖昧で、具体性がないことにも失望を禁じ得ません。どちらが総理になっても、当面の世界的な経済危機に機動的に対応するのができないだけでなく、責任をもって重要な政策課題に取組むのは無理だと感じます。

今日、日本は大き岐路に立っており、将来の安定と活力を左右する重要課題が目白押しです。長期的な経済成長ビジョンの策定、安心できる社会保障制度への改革、財政健全化の道筋の明示、信頼できる日米関係の再構築等々いずれも重要かつ困難な事柄ばかりです。現在の内閣・与党はこれらの課題に対して場当り的な言葉の遊びを繰返すだけで、真正面から取組む誠意も意欲が感じられません。

私が知っている民主党議員の中には日本の将来を真剣に考え、真面目に政策に取組む意欲と能力を備えている人物は大勢います。しかし、小沢・鳩山・菅の”トロイカ”体制が道を塞いでいるのではないでしょうか。残念ながら、野党にも同じようなことが言えます。政界全体を通じて、改革への意欲を持った世代への思い切った交代が必要だと感じます。

 

迅速な政策の実行に努めるのが内閣・与党の責務

今、内閣・与党がしなければならないのは、当面の経済悪化の懸念に対応する”景気・雇用対策”を策定し、野党に協力を要請して国会を召集して補正予算の成立を含めた対策を早急に実行することです。”ねじれ”国会で野党を含めた協力が欠かせないわけですから、野党の意見にも誠意を持って耳を傾けていく必要があります。代表選の結果が出てからと悠長に構えているのでは手遅れになりかねません。重要な代表選であることは理解しますが、並行して迅速に政策の立案・実行に努めるのが内閣と与党の責務ではないでしょうか。