期待が大きい地方議会・議員の役割

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街中でも、4月の統一地方選挙候補予定者のポスターが随分と目立つようになり、いよいよ動きが活発になってきました。朝夕の駅頭や買い物客などが集まる場所での街頭演説やビラ配布も頻繁に見かけるようになってきました。公明党神奈川県本部では県議会・市町議会に93名の公認候補予定者を擁立する予定で、全員が準備活動をスタートさせています。皆様の力強いご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

地方議会・議員が担う重要な役割

地方議会は最も身近な政治の場であるとともに、そこでは生活に直結した重要な課題が論議され決定されます。地方議会・議員は、①地域の課題やニーズを汲み取り、自治体の施策に反映させていく、②自治体の施策が適切・公正に執行されていることをチェックする、③行政と協力して施策の実施を効率的・円滑を進めるといった、とても重要な使命を持っていると考えています。

最近、一部の首長による議会軽視の言動や議会・議員の活動を殊更貶めるような一部報道があるのは残念です。首長が進める施策に対しては、賛否両論を含めて多様な市民の意見があるものです。また、行政の執行も議会・議員との適度な緊張関係が働かなければ、不適切なものになる危険性があります。

 

議会の効率化と機能強化が必要

地方議会には、悪しき慣例や旧態依然とした制度等もあり、改善すべき課題があるのも事実です。議員定数や議会関連予算の効率化・合理化などを計画的に実施してきてはいますが、さらに改革を進めていくべきです。一方で、議会・議員の政策立案能力や行政に対するチェック機能を強化するためには、議会の予算・条例等の審議に関する権限の強化、議会事務局の首長部局からの独立性確保やスタッフの強化なども必要です。特に、広範な権限を有し、多様な案件が論議される県議会や大都市議会については機能を強化していくことが不可欠と考えます。

 

議会・議員が改革の担い手に

経済の停滞や人口構成の変化を背景にほとんどの地方自治体では財政が逼迫しています。限られた財源を効果的に使うためには、従来実施してきた施策の見直しや効率化、行政組織のスリム化などの改革が求められています。その上、医療、介護等を中心に新たな政策ニーズも加わっています。そのため、市民の多様なニーズを踏まえた上で、各種施策の必要性や緊急度について議論を尽くして、優先度に低い施策については思い切って廃止・削減する合意形成を図っていくことが必要になっています。既存の制度や予算を縮減していくことは、さまざまな利害が絡み合う困難な作業です。残念ながら最近は、改革を志向する首長に対して議会は抵抗勢力と言う図式が喧伝されがちです。しかし、首長・行政に任せておいては、十分な成果が上がらないし、思わぬ副作用もあり得ます。市民と最も近い目線にある議会・議員が改革の担い手としての使命を果たすことが期待されているのではないでしょうか。