ケント・カルダー教授と会談

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25日午前中、都内で米国ジョンズホプキンズ大学高等国際問題研究所(SAIS)教授・ライシャワー東アジア研究所(ライシャワー・センター)所長のケント・カルダー教授と懇談し、日米安保等の日米関係や日本の政治情勢などについて意見を交換しました。

カルダー教授は、日米政治関係・安全保障問題に関する第一人者であり、これまでに関連分野での著作も多数あります。米オバマ政権の対日、対アジア外交政策に相当な影響力を持っているとも言われています。私は、これまでに数回、ワシントンと東京でお会いして意見を交換してきました。今回の来日では、国際文化会館での講演のほか、政・官・財各界の要人とも会談を行ったとのことでした。

 

カルダー教授からは、6月に予定されている日米首脳会談が成功したとの印象を示すことが今後の両国関係にとって重要であるが、それまでに普天間基地移設問題で進展がないとなると何を目玉にするのかが難しいのではないかとの見解を示しました。また、私からTPP(環太平洋経済協力)は将来の日本経済にとって重要であると認識しているが日米二国間の問題としてはさほど重きがないのではないかとの見方と示したのに対して、カルダー教授は米国がTPPを推進している主な理由は、中国等の台頭がある中で市場重視型システムを発展させることが米国の影響力を高めることになるからだとの考えを述べました。

 

また、カルダー教授から菅内閣・民主党政権に対する評価が問われたのに対して、私からは、菅内閣に対する国民の信頼は既に失われている上に、党内抗争の激化により機能不全状態に陥っているとの意見を述べました。また、当面は政界再編の可能性が低く、解散総選挙を早期に行うしか選択肢はなくなっていると述べました。