今週の一言(9月28日)民主・自民党首選が終了:今こそ危機を克服する政治の立直しを

64

 

民主・自民の党首選が行われ、民主党代表には野田総理が再任、自民党総裁には安倍元総理が選出されました。また、公明党では山口代表が無投票で再任されました。与野党とも再任・新任された布陣で臨時国会を迎えることになりますが、経済・外交・震災復興と重要課題が山積みです。機能不全に陥っている今の政治を立直し、“日本の危機”を乗越えるよう、しっかり対応していかなければなりません。

 

速やかに解散総選挙を実施するのが民主主義の常道

 政治の機能回復に最大の責任を負っているのは内閣・与党です。先ずは内閣・与党が、臨時国会で懸案の「公債特例法案」や「国会議員定数是正法案」などについて野党の合意を得て、成立させる努力を払うべきです。その上で、公党間の約束を守って、速やかに解散総選挙を実施することです。“マニフェスト”は完全に破たんし、現政権の正当性はとっくに失われています。また、国民の大半は、もはや民主党に政権担当能力がないと受止めています。改めて民意を問い直して、出直すのが民主主義の常道です。

 

民主党人事には失望

 報道によると、民主党は輿石幹事長の続投など“党内融和”を最重視する人事を行うようです。これでは、困難な状況の中で何とか政策を前進させようとする決意の感じられない陣容です。新聞各紙も、「輿石執行部で国会が動くのか」(日経)、「これで政治が動くのか」、「民主再建空回り」(朝日)、「内輪の論理で済むのか」(神奈川)と厳しい評価が相次いでいますが、当然のことだと思います。これ以上、機能しない民主党政権がつづくことは、国家・国民にとって損失にほかなりません。

 

安倍新総裁・石破幹事長の活躍に期待

 自民党総裁選では決選投票で地方議員・党員投票の結果と異なる結果となりました。定められたルールに基づいた結果とは言え、正直わかりにくい感じは否めません。

安倍新総裁とは個人的にも親しく、本年4月に開いた時局講演会では講師をつとめていただきました。前回総理をつとめたときには、国会が“ねじれ”状態になり、民主党など野党の徹底抗戦で苦労されました。急病のため志半ばで降板せざるを得なかったのはさぞや無念だったと思います。今度こそ、十分に力を発揮してこの危機を乗越えるリーダーシップを期待しています。

また、幹事長に内定した石破茂氏とは、超党派の政策勉強会である「21世紀の安全保障政策の確立をめざす若手議員の会」の共同代表として活動してきた経験がります。本年2月の連合後援会「新春の集い」にゲスト・スピーカーをつとめていただきました。安倍・石破両氏ともしっかりとした理念と政策を持っている、責任世代のリーダーに相応しい人物です。“日本再生”のために力を尽くしてくれることを期待します。