今週の一言(3月8日)日銀総裁・副総裁人事はデフレ脱却に向けて信頼できる布陣

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本格的な国会審議がスタート

 衆院予算委員会における新年度予算の審議もようやくスタートしました。来週には、私が理事をつとめる財務金融員会において「税制改正法案」と「関税改正法案」の審議もはじまる見込みです。両法案とも、年度末で期限切れとなる租税特別措置等を含む“日切れ”法案であり、年度内に成立しないと経済活動や国民生活に重大な影響が及びます。自・民・公三党間で年度内成立をめざす合意が得られてはいるものの、きわめて窮屈な日程の中で、成立をめざして全力で取組みます。また、新年度予算の年度内成立は困難な情勢ですが、切れ目のない財政運営のために、連休前までに成立させるよう努力を払ってまいります。

 

日銀総裁・副総裁を了承

 今週、日銀総裁・副総裁の人事案が政府から国会に提示され、議院運営委員会で所信の聴取と質疑が行われました。それを受けて、私が部会長をつとめる党財政金融部会において、政府から説明を聴取し議論を行った結果、適切な人選であると判断して了承しました。

 

デフレ脱却に向けて信頼できる布陣

 政府・与党は、“デフレ脱却”を最優先課題と位置付けて、日銀と協調しながら財政・金融政策を実施しています。市場からは好意的に受止められ、異常な円高が是正され、株式市場も活況を呈するなど、経済再生に向けての兆しが見えてきましたが、現在の良いトレンドをつづけていくために、日銀の果たす役割はきわめて重要です。政府と協調しながら金融政策を主導していくのに、信頼できる布陣だと評価しています。

 

三名とも国内外で高い評価

 黒田総裁候補は、デフレ脱却に強い決意を持っており、以前から物価上率目標の導入など思い切った金融緩和策を提唱してきました。内閣・与党が現在進めている財政・金融政策と考え方が一致しています。また、財務省財務官やアジア開発銀行総裁を歴任し、国際的に評価の高い人物です。岩田副総裁候補は学習院大学教授で、金融政策に詳しい日本を代表する経済学者の一人です。米国・英国などの大学でも教鞭をとっており、国際経験の豊富な人物です。中曽宏副総裁候補は日銀プロパーですが、国内・国際金融政策の実務に精通している人物です。