今週の一言(5月10日)日本経済再生への次なるチャレンジ

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予算と重要法案の成立に全力で取組む

 ゴールデンウィークが明けて、国会ではようやく25年度予算成立の見通しが立ってきました。“ねじれ”状態の参院での予算審議には多少の混乱があったものの、16日に自然成立前に採決が行われる予定です。その後、予算関連以外の法案や衆院定数是正法案(いわゆる0増5減)等を確実に成立させるために、政府・与党が協力して取り組んでいきます。

 

効果が現れている自公政権の経済政策

 自公政権が進めている“3本の矢”の経済政策のうち短期的な対策である“大胆な金融緩和”と“機動的な財政支出”の“2本の矢”は、かなり効果が現れてきつつあります。日本経済が抱える問題点を正しくとらえて、それに対する的確な政策であるからです。異常な円高は是正され、それにともない株式市場の活況も戻ってきました。政府の経済運営に対する信頼が回復してきた証左だと考えます。

 

中長期的な3つの重要課題

 現在のいい傾向を本格的な経済再生につなげていくためには、中長期的な経済財政の方針を明確にしていく必要があります。そのうち最も重要な課題は、①成長戦略の策定・実行、②財政健全化の道筋、③将来の社会保障制度ビジョンの3点であると考えています。

 ①成長戦略については、“3本目の矢”として位置づけられており、各方面から重要性が指摘されています。現在、「経済財政諮問会議」や「産業競争力会議」でさまざまな角度から検討が行われています。そこで論議されている分野はいずれも重要であり、早急に方針とアクションプランを取りまとめていく必要があります。

 

財政健全化・社会保障制度改革も重要課題

 ②財政健全化は、早急に道筋を明らかにしていく必要があります。いつまでも財政に依存していくことはできません。また、財政赤字を放置しておけば、財政に対する内外の信認が失われ、究極的には国債の暴落という危険性すらあります。

 ③社会保障制度については、将来にわたる国民の安心はわが国の経済社会の発展のために不可欠な要素であります。現在、「社会保障制度改革国民会議」で議論が行われていますが、信頼できる持続可能な制度のビジョンを打出していく必要があります。