【いさむの一言(3月9日)】地方創生のカギは“人”の育成

124

 

予算委員会で地方公聴会

 平成27年度予算の審議を進めている予算委員会では、4日に石川県と島根県で地方公聴会が開催され、私は島根県松江市での会議に参加しました。地方公聴会では、①溝口善兵衛県知事、②角幸治㈱玉造温泉まちデコ代表取締役、③岩本悠島前高校魅力化コーディネーター、④保母武彦島根大学名誉教授の4名の公述人から意見を伺い、それに対して各党から質疑を行いました。当日の模様を報じている新聞記事を紹介します。

http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/

news/20150304-OYTNT50089.html

 

地域おこしには“人”が重要

 溝口知事は、人口減少を食い止めるためには若者の職場を増やすことが最も重要である強調し、県としてIT産業などの企業誘致、農林水産業の担い手確保などへの取り組みを紹介しました。角氏は、温泉成分による美肌効果をうたった化粧品の開発・販売で雇用や観光客の増加に成功した経験に基づき、「行政や民間に熱意のある人がいたことが成功の要因」と述べました。また、地元と移住者の“わかもの・ばかもの・よそもの”の活躍が重要だと強調しました。隠岐島海士町から来た岩本氏は、島の唯一の高校の存亡の危機に当たって、県外からの入学者を招致する“島留学”の成功例を紹介して、中長期的に“仕事を創る”起業家的な発想の人材を育成していくことが重要だと主張しました。岩本氏自身も東京出身で大手電機メーカー勤務や海外の旅を経て隠岐島に“Iターン”してきました。

 いずれのご意見も、“地方創生”が成功の成否は、意欲と熱意を持った人材がいるかどうかにかかっているという点では共通していました。特に“地域おこし”を永続させていくためには、若者の育成・活用が重要であると感じました。

 

出雲神門通り商店街の成功事例を視察

 公聴会に先立って、出雲大社の門前町である神門通り商店街の活性化の取組みを視察し、商店街振興を担っている「おもてなし協同組合」の役員から説明を受けました。街並みや道路の景観の保全・整備を行うとともに、出雲大社の“縁結び”をコンセプトに商品開発やイベントを行ってきました。その結果、衰退しかけていた商店街に若い女性を含めた観光客が増え、それにともない新しい店舗が進出して、賑わいを取戻しました。地元出身者だけでなく全国から“Uターン”、“Iターン”で若者が集まってきたことが成功の鍵であったと、ここでも“人”の重要性が強調されていました。

http://www.izumo-enmusubi.org/category/information