【いさむの一言(9月7日)】国民の生命・身体・財産を守る防災・減災対策の推進

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9.1防災の日に各地で防災訓練

 9月1日は「防災の日」でした。1923年に発生し、10万人以上の犠牲者が出た関東大震災に因んで制定されたものです。 政府では、総理はじめ全閣僚参加しての総合防災訓練を実施しました。(総合防災訓練の様子)

 地元では、先週末を中心に連合町内会などの防災訓練が実施され、数会場参加しました。消火器を使った初期消火、AEDや機材の取扱い、けが人の救護・搬送、煙や地震体験、消防団による放水などさまざまなメニューの訓練が行われていました。「備えあれば憂いなし」と言うように、平時から基本的な訓練を行っておけば、いざという時に被害を軽減する“減災”ができます。また、災害時には隣近所の助け合いが何より重要であり、地域の防災訓練はとても意義深いものだと考えます。

 

大地震や豪雨災害への対策が必要
 
 首都直下地震が発生する確率が高まっていると言われており、莫大な人的・物的被害が発生することが想定されます。また、台風や集中豪雨による洪水や土砂災害で、全国各地で大きな被害が発生しています。“ゲリラ豪雨”と言うように、気候変動や都市化によって大都市で予測が難しく、短時間に大雨となる現象が多発しています。

 国民の生命・身体・財産を守ることは政治に基本中の基本です。これからも、防災・減災対策の一層の強化に全力で取組んでまいります。

 

ハード・ソフト両面からの対策強化が必要

 防災・減災にはハード事業の実施は欠かせません。地震対策としてはインフラや建物の耐震化の促進、避難・救援路の整備、火災拡大を防ぐ密集市街地の再編が必要です。水害に対しては、貯水・排水能力の向上や土砂崩れ防止などが必要です。しかし、ハード対策だけですべての災害に対処することは不可能です。的確な情報提供、迅速・円滑な避難、避難所・防災拠点の機能向上、帰宅困難者支援など被害を最小限に食止めるソフト対策がもっと重要だと考えます。

 

天災は忘れたころにやってくる

 未曽有の被害をもたらした東日本大震災から4年以上が経ちました。かつてないほど防災意識が高まりましたが、残念ながら少しずつ薄らいできています。「天災は忘れたころにやってくる」とは、地震学にも精通した明治の科学者・文筆家寺田寅彦先生の言葉です。平時から防災事業を計画的に実施するとともに、いざという時にどう対処するか備えておくことが被害を軽減するために重要です。