【いさむの一言(11月24日)】海外からの観光の振興で経済の活性化を!

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訪日観光客が1,600万人を超える

 最近、東京駅や都心周辺で海外からの観光客を目にする機会が増えました。今年の1~10月累計の訪日外国人客数は1,631万人と早くも年間最高を更新していることが頷けます。アジア・アメリカ・ヨーロッパなど世界中から、日本の伝統芸術や食文化、アニメ・音楽などの新カルチャー、ショッピングなどさまざまな目的で日本を訪れているようです。それでも欧米先進国などに比べればまだまだ少ないのが現状です。

 

インバウンド観光で経済が活性化

 日本には、優れた観光資源が数多くあります。先進的な工業と伝統文化が融合し、近代的な都市と美しい自然環境が共存する日本は、外国人を惹きつけているようです。また、きめ細かなサービス、安心できる優れた商品、治安の良さも魅力です。さらに、ここ数年の異常な円高是正も追い風になっています。

 昨年、インバウンド客の国内での消費は2兆円を上回り、国内経済の活性化にも貢献しています。さらに、訪日客が土産として購入した飲食料品や化粧品・衛生用品などのリピーター需要による輸出もかなり増加しているようです。

 

訪日客2,000万人を目標に

 政府では、観光による経済活性化の柱の一つと位置付けて、2008年に観光庁を設置して、2020年に訪日客数2千万人を目標に、官民が協力して観光振興策を推進しています。例えば、①海外での魅力紹介などのプロモーションイベントの実施、②入国ビザの要件緩和、③免税品取扱店舗の拡大、③外国語表記の増加や外国語対応力の向上、④宿泊施設の増加、などは着実に進んでいます。観光庁のウェッブサイトをご参照ください。

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地域の個性ある魅力の創出が重要

 インバウンド客は、全国各地への広がりが徐々に見られるものの、依然として首都圏や特定の地域・ルートに集中しています。地方再生に寄与するためには、あまり知られていない名所旧跡や文化の情報の発信や各地での受入体制の整備を図っていく必要があります。訪問客の関心、期間、目的などのニーズは多様です。一律に同じように受入体制を整備するのではなく、それぞれの地域の個性を活かした魅力ある観光地を創り出すことが重要だと考えます。