【いさむの一言(12月8日)】与党訪中:関係改善が着実に進む

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日中与党交流協議会に参加

 12月2日~4日、第5回日中与党交流協議会が北京で開催され、自民党谷垣幹事長、公明党井上幹事長らとともに参加しました。自民・公明両党と中国共産党との政党間交流は2006年にはじまったが、2009年以来政権交代や両国間の関係悪化によって途絶えていました。今回、日中首脳会談や経済団体の訪中など最近の関係改善の動きを受けて6年ぶりに再開となりました。

こちらの資料をご覧下さい。

 

意見交換会や要人会見を実施

 北京では、中国共産党対外連絡部(中連部)において二日間にわたり両国間の経済協力の強化など政策に関する意見交換会を行いました。会議の冒頭で、中国側からは王家瑞前中連部部長(全国政治協商会議副主席)が、日本側からは谷垣・井上両幹事長が基調講演を行いました。その後、両国の出席者からテーマ毎に発言し、自由討論を行いました。私は、連立政権の経済・金融政策や、「一億総活躍社会」をめざした子育て支援や高齢者介護などの社会保障の基本的な考え方について説明しました。また、愈正声全国政治協商会議主席や李源潮国家副主席ら中国要人との会談を行いました。

 

青島市の日本企業などを視察

 与党訪中団は、北京での会議に先立って、青島市を訪問し、現地で活動している日系の電子部品工場、大型スーパーマーケット、有料老人ホームなどを視察したほか、日中双方の企業関係者と意見交換を行いました。多くの日系企業が2012年の反日暴動で大きな被害を蒙ったものの、その後営業を再開し、これまで順調に推移し手いるとのことでした。

 青島市はドイツの疎開地として開発され、その後日本が統治して時期もあります。洋館が並ぶ旧市街地の街並みやビール工場はその名残です。現在は、中国有数の貿易港で、保税特区が指定されていることもあり多くの外国企業が進出しています。

 

対日関係改善の姿勢が明らか

 今回の訪中を通じて、中国が投資拡大や技術協力などを中心に対日関係改善を望んでいる姿勢を強く感じました。中国の間には、譲歩することのできない問題が数多くあるほか、海洋の安全保障を含む重大な懸念があります。しかし一方で、高成長を続けるアジアの経済大国との協力関係を強化していくことは、日本の安定と繁栄にとってきわめて重要です。バランスのとれた関係を維持・発展させていくことが与党外交の重要な使命だと感じています。