【いさむの一言(5月30日)】“骨太方針”など政策の基本方針の議論が進む

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与党内で精力的に議論

 先週、政府から案が提示された「経済財政運営と改革の基本方針2016」(“骨太方針”)、「日本再興戦略2016」(成長戦略)、「ニッポン一億総活躍プラン」等について与党内で議論が進められ、了承しました。今週には、正式に閣議決定される予定です。

 これらの方針等は、今後の政府・与党で推進する経済財政政策などの基本的な方向性を示す重要なもので、来年度以降の予算編成や税制改正論議などのベースとなります。

 

GDP600兆円の実現をめざす

 “骨太方針”では、政府・与党の「新・三本の矢」の政策を着実に進め、国内総生産(GDP)600兆円の達成を目標に、実質2%・名目3%を上回る成長をめざす方針です。そのため、「日本再興戦略」を着実に実行するとともに、経済の好循環の障害となっている少子高齢化という構造問題に対応する「一億総活躍プラン」に盛込んだ少子化対策・子育て支援や高齢者介護の政策を実行していきます。また、国・地方の財政を健全化させるために、すべての政策について評価システムを徹底して、効果的・効率化な支出に改革することとしています。また、国の主な歳出分野である社会保障、公共事業、地方財政の改革の基本的な考え方を示しました。

 

成長を達成するための新たな市場創出・中小企業支援

 「日本再興戦略」では、経済成長の目標を達成するために重点的に進めていく施策を示しています。世界経済が、ビッグデータ・ロボット・人工知能など「第4次産業革命」といわれるステージに突入する中で、先端分野での研究開発の促進、教育の改革・充実や外国人材の活用による人材の育成・確保、中堅・中小企業への技術導入などを戦略の柱に位置付けました。また、健康・環境エネルギー・観光・中古住宅の流通促進など新たな成長市場を創出するほか、対内直接投資の拡大やTPP等経済連携の強化により世界の需要を取込む方針を打出しました。

 これまで推進してきた、担保・個人保証に頼らない中小企業金融や下請取引条件の改善等を盛込みました。

 

政府・与党が一致して政策を実行

 “戦略”や“プラン”を策定して、進むべき方向は明確になりますが、今後はそれの実行力が問われます。日本経済を再生し、安定・安心の社会を創っていくために、政府・与党が施策を着実に実行していく決意です。

 なお、上記の“骨太方針”等については、閣議決定後に首相官邸のホームページに掲載される予定です。