【いさむの一言(8月29日)】経済対策の実行に必要な第2次補正予算を決定

392

 

4.5兆円の補正予算を閣議決定

 8月24日には、平成28年度第2次補正予算が与党の了承を経て、閣議決定されました。8月2日に決定した「未来への投資を実現する経済対策」を実行するために必要な経費の一部約4.5兆円を盛込んだものです。来月に予定されている臨時国会に提出されますので、早期成立をめざしてまいります。

 

一億総活躍社会実現の加速化のための経費などを計上

 補正予算の柱は、①一億総活躍社会の実現の加速(約0.7兆円)、②21世紀型のインフラ整備(約1.4兆円)、③英国のEU離脱にともなうリスク対応(約0.4兆円)、④熊本地震・東日本大震災の復興と安全・安心対策等(約2.0兆円)です。財源は、低金利にともなう国債費の縮減や予備費の振替を行うほか、建設国債を発行しますが、赤字国債の追加発行は行いません。

 

学校施設の環境整備や保育の受皿拡大を計上

 補正予算では、学校の耐震化・老朽化対策や空調設備・トイレ等の環境改善などのための予算を計上しました(1,873億円)。また、待機児童ゼロをめざす保育の受皿の拡大や保育所・放課後児童クラブの安全対策のための費用も計上しています(約500億円)。保育人材を確保するため、資格を持っていながら仕事をしていない“潜在保育士”の再就職支援事業や未就学児童のいる保育士に対する“ファミリーサポート”事業等を実施します。(112億円)保育士の処遇改善のメーンである給与引上げについては、一時金ではなく、恒久的な制度改正を行うべきとの考えから、来年度当初予算に計上することとなりました。

 

21世紀型インフラ整備で観光振興・農産物輸出促進を計上

 インバウンド観光客4000万人を目標に、大型クルーズ船の受入れ環境の改善や羽田はじめ空港の機能強化、バリアフリー化やWi-Fi整備等の観光インフラの整備に必要な費用を計上しています(1,001億円)。また、農林水産物の輸出促進やTPPによる市場開放による影響を受ける農林水産業の競争力強化のための費用を計上しています(4,317億円)。そのほか、駅のホームドアの設置などの交通安全対策や無電中化など生活に身近な公共事業も計上しています。

 

災害復旧・安全・安心の確保のための予算を計上

 熊本地震の復旧・復興(4,139億円)や東日本大震災からの復興加速化(5,456億円)の予算を計上しました。そのほか、活動が増加している海上保安庁の装備の向上・体制強化、自衛隊の運用体制、テロ対策など国民の安全・安心を確保するための経費(2,044億円)を盛り込みました。