【いさむの一言(5月1日)】骨太方針・成長戦略の議論に着手

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通常国会で法案等の審議が進む

 今週はゴールデンウィークで、本会議等は予定されていません。連休が明けると、通常国会の会期も残り40日と終盤戦に入ってきます。

 これまで、各委員会で法案・条約の審議が着実に進んできました。私が、理事をつとめる財務金融委員会では、「金融商品法改正案」と「銀行法改正案」の2件を可決しました。いずれも、フィン・テック(fin-tech)と言われる情報通信技術の発達による新たな金融取引やビジネスに対応したルールを定めることが主な内容となっています。

 

終盤国会で多くの重要法案について審議

 最も関心が高い法案はテロ準備罪を含む「組織犯罪処罰法改正案」です。また、これから審議が予定されている主な法案には、天皇陛下の生前退位に関する法案や衆議院選挙における一票の格差是正のための選挙区割り改正案などがあります。そのほか、中小企業・小規模事業者に対する信用保証制度を見直す「信用保険法改正案」、「児童福祉法改正案」、いわゆる“民泊”制度関連法案など関心の高い案件も審議が行われます。限られた会期ではありますが、内閣・与党が協力して、確かな成果をあげていく決意です。

 

骨太方針・成長戦略改訂に向けての検討に着手

 6月上中旬には、内閣・与党としての今後の経済・財政政策や予算編成の基本的な方向性を決める「経済・財政運営の基本方針(いわゆる“骨太方針”)」と「日本再興戦略2017」を決定する予定です。

 内閣においては、関係閣僚と民間有識者で構成される「経済財政諮問会議」

資料①と「未来投資会議」資料②

でそれぞれ検討が進められています。公明党経済再生調査会で内閣での議論の内容の報告を聴取しながら、検討に着手しました。

 

人材投資と成長力強化が主要なテーマ

 今年の“骨太方針”等における主なテーマは、①人材への投資と②成長力の強化だと考えています。将来の活力ある経済・社会を実現するためには多様な能力のある人材の育成・確保が不可欠です。そのためには、奨学金制度など教育費負担軽減による公平な教育機会を確保するとともに、大学等の改革による教育の質の向上が重要です。こうした施策を実行していくために必要な財源を確保することが大きな課題です。また、経済の成長力を高めるとともに生産性を高めていくためには、“第4次産業革命”ともいわれる、人工知能(AI)、ビッグデータ等の新産業を育成する科学技術を振興する研究開発に力を入れていくとともに、企業の収益を高めるための経営力の改善やコーポレート・ガバナンスの強化に官民が協力して力取組んでいくが求められています。