いさむの一言(3月19日)

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ジョンズ・ホプキンズ大学の招聘で訪米

3月5日から約1週間、米国ワシントンのジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院(JHU-SAIS https://www.sais-jhu.edu)のケント・カルダー教授に招聘をいただき、講演やセミナーに参加してきました。同大学院は、アメリカにおける国際関係・外交政策に関する有数の研究・教育拠点であり、世界各国の研究者や外交官を輩出しています。また、ライシャワー東アジア研究所は、日本・中国等との外交・安全保障や経済・通商関係などの研究において高い評価を受けています。今回、多様な研究会等に参加し、さまざまな意見を伺う有意義な機会となりました。

 

研究会で講演・意見交換

カルダー教授主催で開かれた日本の外交・経済の研究者・大学院生などが出席しての研究会で、環太平洋経済連携(TPP)協定の意義や今後の日米経済協力などについて講演し、出席者と意見交換を行いました。TPPは米国を除く11か国で発効の準備が進められてはいるものの、太平洋地域の経済の活性化のためには物品の最大の市場である米国の参画が重要であり今後、米国が積極的な関与を期待していると強調しました。また、トランプ政権の姿勢はこれまで日米を含む国際社会の自由で開かれた経済システムの構築への努力に逆行するもので、長期的な世界経済への影響についての懸念を述べました。

 

米国の外交政策、グローバルシティー等の研究会を聴講

また、SAISや協力機関が主催する研究会や講義を聴講しました。米国の共和・民主両党の下院議員が出席しての外交政策に関するセミナーでは、両議員からアフガン政策などを中心に意見が表明されました。米国のとるべき政策については意見の隔たりはありましたが、外交政策の決定が行政機関にお任せになりすぎているが、意思決定の過程で議会がもっと議論し、積極的に関わっていくべきとの見解では一致していました。そのほか、カルダー教授による世界の国際都市の機能やインフラに関する講義、朝鮮半島情勢と日韓関係に関するセミナーも聴講しました。

 

客員研究員就任打診を受ける

今回の訪問において、SAISの客員研究員就任の打診を受けました。国内での党務などもあり、米国に長期滞在しての研究・教育活動は不可能ではありますが、在外研究員の制度もあるとのことなので、前向きに考慮していきたいと考えています。