【いさむの一言(8月27日)】学校のエアコン設置を推進しよう

65

 この夏は、横浜市を含む首都圏で記録的な猛暑となり、熱中症も多発しました。8月も終わりに近づいていますが、依然として暑い日がつづいています。健康管理には十分ご留意ください。

 

厳しさを増す夏の猛暑

 近年、さまざまな要因で横浜市内の夏の暑さは厳しさを増しています。横浜気象台のデータでは、最も暑い8月の日最高気温が30℃を超える日数(真夏日)は、1976-80年の平均14日から、2006‐10年の平均で23日と1.6倍になっています。また、同じ期間で日最高気温の平均が2.2℃高くなっています。

 

横浜市内の学校の空調設備の整備率は全国最高レベル

 横浜市では、2010年夏の猛暑を受けて、翌年度から学校の冷房導入に着手し、2013年度にはすべての普通教室に空調設備の設置を終えました。現在は、図書室や理科室などの特別教室への設置を進めており、2019年度に完了する予定です。これらは、国の学校教室環境改善交付金の対象事業として国の1/3の補助も含めて実施されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/zitumu.htm#a002

 

全国では依然として遅れている整備

 文部科学省の調査では、公立小中学校の普通教室の空調設備の設置率は49.6%にとどまっています。多くの小中学校生徒が厳しい暑さの中で勉強しているのが現実であり、生徒たちの学習意欲を高めるとともに、健康を守っていくためにも、早期に改善していく必要があります。また、学校は災害時の緊急避難場所でもあり、夏季に発災する場合にも備えておく必要があります。地域の気候条件の差もありますので、一概に論じるわけにはいかないものの、空調の整備は最優先課題の一つではないでしょうか。東京・横浜など財政力のある大都市では設置が急ピッチで進んできましたが、遅れている地方でも推進していくために更なる国の支援が必要だと考えます。http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/06/1386475.htm

 

体育館の空調整備が今後の重要課題

 体育館の空調設置率はもっと低く、全国平均では1.2%、最も高い東京都でも8.4%です。教室とともに生徒たちの活動の場でもあるとともに、災害時の避難場所として長期間にわたり利用されるケースが多くあります。技術・費用の両面から多くの課題がありますが、推進していく必要があると考えています。